息子の気持ち
「お母さん、おばあちゃんの次は何になるの?」
と、息子が聞いてきました。
「おばあちゃんの次は、おおばあちゃんだよ」
「おおばあちゃんの次は?」
「ん~お亡くなりになるかな…」
「…………じゃあ、おおじいじになるわ!!」
と、息子が言いました。
「だって、まだお亡くなりになりたくないもん…」
と、悲しそうな顔で言いました。
どうやら、息子はお亡くなりにならなくてもいい方法を自分なりに考えたようです。
その結果が、おおばあちゃんではなく、おおじいちゃんになるということだったようです。
息子の純粋な気持ちに、胸が熱くなりました。
息子はまだ4歳ですが、親族との別れを何度か経験しました。
その時、2歳だった彼は
幼いなりに感じることがあったのでしょう。
子育てをしていると、まだ小さいから、子供だから分からないと
大人が決めつけている場面に出くわすことがあります。
本当にそうでしょうか?
小さくても、自分と同じ人間です。
感じる気持ちはあります。
そんな風に考えると、大人の勝手な決めつけもなくなるのかもしれませんね。